「これからの心身障がい教育」をテーマにフォーラム開催

誰もが地域の一員として生きる権利を!

 9月20日、「これからの心身障がい教育」をテーマに、都政フォーラムを開催しました。当日は、生憎の雨にも関わらず、57名の方の参加があり、関心の高さが伺われます。
 5月に、「東京都心身障がい教育のあり方について」の中間のまとめがでて以来、障がいを持つ子どもの保護者や関係する方たちの間で不安の声が上がり、都の職員からの説明会も関係する団体で行われました。今フォーラムでは、国での制度改正を、福祉の専門家である衆議院議員の石毛えい子さんより、「中間のまとめ」は大西から、国分寺市・国立市の状況は両市議会議員から報告しました。
 その後、保護者や当事者の方々からの意見交換を行ったのですが、先生方の理解や受け入れ体制が十分でない現状ではやはり不安である等の意見が出されました。
 アメリカの障がい教育に詳しいコミュニティサポートセンター代表の斉藤明子さんからは、「アメリカの障がい児は、法によって、権利性、選択制が保証されており、先ずは普通学級にどう受け入れられるかを考える。補助教員が必ず付き、子どもや親にとっての最善の方法を選択することができること。障がいは個性であり、障がいを持って現実に胸を張って生きていくことができるようにするべき」と、元気がでるお話がありました。
 私たちは、障がいのあるなしに関わらず、地域の一員として生きることのできる自立に向けた教育環境を目指したいと考えます。第二弾として、斉藤明子さんから、アメリカの統合教育についての講演会を予定しています。参加して下さった方々からの貴重な提言今後の活動に活かします。