生活者ネットワークは、4月の統一地方選挙にむけて、地域から市民主権の時代として、「こだわって地域」「変えます!議会」「つくります!仕事」をスローガンに全力で取り組んでまいります。
国分寺・生活者ネットワークでは、2期目に挑戦するかたはた智子、やながわ律子と共に、ローテーションを迎える清原くみ子の後任として新人の多良けい子の3人の擁立を決定しました。
また、国立・生活者ネットワークでも、2期目に挑戦するあべ美知子、板谷のり子に加え、新人として小川ひろみを候補予定に決定し準備を進めているところです。
21世紀は、「大事なことは市民が、地域で決める時代です」市民の決定機関としての議会を目指し、生活者の政治をこれまで以上に遂行してまいります。
今年もどうぞよろしくお願いします。
さて問題は都知事選挙です。三選を目指す石原知事と共産党推薦の候補者だけでは、選択肢がなさすぎます。新たな時代にふさわしい都知事誕生に向けて頑張らなければなりません。そこで、石原都政の二期八年を総括してみます。
一期目のディーゼル対策は評価しますが、トップダウンの都政運営と時代遅れの政治感覚(国際感覚・男女共同参画・分権)、浜渦氏の重用や四男への特別待遇に見る都政のファミリー化は大きなマイナスです。石原都政の長期構想として「東京構想2000」が策定されましたが、長期構想は嫌いだからと知事はこれを放棄し、ごく限られたブレーンで、新銀行などの“サプライズ政策”を打ち出すようになりました。その結果、政策の総合的、体系的な展開ができず、場当たり都政の弊害を生んでいます。国の外交マターである沖の鳥島への漁業権確保に熱をあげたり、突然思い立ったようにオリンピック招致に予算をつぎ込むなど、都民のための政策というより、知事個人の思い入れ政策がまかり通っています。まさに都政の私物化でしょう。
また、「知事の仕事は都庁に来ることだけではない」と、週に二三日しか登庁しないため、職員は刹那的な政策や、知事の目をごまかすことに汲々とし、政策に一貫性や発展性がなく、すべてが中途半端になっています。国際都市東京にふさわしくない知事自身の国際感覚は、都民の利益はもちろん、国益をも損なっています。中国、韓国に対する露骨な敵視発言を繰り返しながら、国際性が問われるオリンピック招致を目指すという倒錯した感覚に、多くの都民はついていけない思いがしているのではないでしょうか。多選を避け、フレッシュな新知事が選ばれることが必要と切に願っています。勇気ある候補者、今こそ出番です。ここでの挑戦こそ政権交代につながるのではないでしょうか。