遺伝子組み換えトウモロコシBt10の安全性を質問

第3回定例都議会より

 食品および飼料として安全性が未審査の遺伝子組み換えトウモロコシBt10(シンジェンタ社)が、01年から04年にわたり米国で栽培され、日本にも輸入されました。さいわい、国の水際検査により飼料安全法に違反するものとして積戻しの措置がとられました。Bt10トウモロコシは、抗生物質耐性遺伝子として、EU(ヨーロッパ連合)では取り扱いが禁止され、日本でも未審査・未承認の状態にあります。しかし、01年来、すでに国内市場に流通している可能性があり、消費者に新たな不安が広がっています。市場に流通する食品に対する監視・検査は都道府県の仕事になっています。そこで、未審査のものについて、都の適切な対処を求めました。
 食品については、Bt10についても検査を実施するという答弁を得ました。しかし飼料については、国で安全性評価をしているのでその結果を見守りたいと、積極的な姿勢がなく残念です。