お忙しい中参加していただいた皆様、ありがとうございました。
昨年は地震災害を始め大きな災害が各地で起こり、防災への取り組みが改めて今問われています。
集会では「現場からの視点を」ということで災害ボランティアとして新潟県中里村の被災地で活動した大学生から報告をもらいました。被害を少なくするのも復興を行うのも、地域のコミュニティーがいかに大切かと言うことを二人の大学生が強調していたのが印象的でした。その後、私からは都の防災対策、そして私たちが住む、国立市・国分寺市の防災対策の現状と課題を両市議会議員から報告してもらいました。
災害があれば、とかく警察や消防が注目を集めますが、同時に地域の防災のネットワークづくりを、日常的に市民参加型で、想像力豊かに取り組むことが必要だと改めて感じました。
「災害」については誰もが関心がありますが、向かいあうには気が重いテーマです。そこで当日は体操(災害に耐えられる体力を!)をしたり、ティータイムでなごんだりと心身をほぐしながら楽しい雰囲気の中で考えてもらいました。参加していただいた方々、お楽しみいただけましたでしょうか?
生活者ネットワークは防災については、東京都に「’05年度予算要望」を提出しています。次のとおりです。
1、核物質や化学物質の取り扱い事業所、活断層や洪水、土砂崩れなどに関する危険情報を市民に積極的に開示し、市民とともに災害危険情報地図(ハザードマップ)を作成するために、人的・技術的支援を行うこと。
2、災害時の一時避難所となる小中学校、体育館等の耐震工事に向け特別支援を実施すること。
3、被災後の生活再建のための住宅再建共済制度創設に向け調査、検討を行うこと。