暮らしの安全—子ども&高齢者

大西ゆき子 06年度予算特別委員会・総括質疑答弁—その1

Q1:都の調査で子どものアクセサリーからの鉛の検出が明らかになり、速やかに回収され、子どもガイドラインを策定してきた都の見解は。
A:(知事答弁)
・アメリカで起きた子どもの事故を受け、国に先がけ調査を行った。都は国に対し、鉛の規制と警告表示を行うよう緊急提案した。

Q2:最近高齢者が多く利用している電動三輪車・四輪車は、電動車いすに準ずる位置づけで歩道を走行し、最大時速6キロ(早足程度)まで出せ、荷物を載せるスペースもあり、買い物や通院等にも便利で、しかも運転免許がいらない。しかし、自動車から見えにくいことや、操作に慣れない高齢者が利用することからも事故が多く問題になっている。どんな対策を行っていくのか。
A:(生活文化局長)
 都としては協議会の検討結果を待って、今後、電動三・四輪車の安全性を高めるための新たな基準を取り入れるよう、国や関係機関に働きかける。

 高齢者が活動範囲を維持し、日常生活を自立して行うためにも、このような電動三輪車・四輪車は大変有効な乗り物です。今後、高齢社会に対応して次々に生まれる新しい商品に対する安全対策に積極的に取り組む必要がある。
 18年度予算案では、都の幹線道路整備費は844億円余りです。車中心の道路建設費だが、超高齢社会になると、車線のひとつを、自転車や、このような電動車に開放していくことも必要となる。高齢社会を見据えた道路づくりという視点をもって取り組んでいただきたい。